事務局だより5号

事務局だより5号

第10回生活困窮者自立支援全国研究交流大会開催要綱、会報16号の発送作業を、福岡市東区にある抱樸館福岡の入居者の皆さんに就労訓練の一環として担っていただきました。作業の様子と入居者の感想、就労支援担当者の所感をご紹介します。(※抱樸館福岡:定員81名の無料低額宿泊施設)

 9月中旬の3日間、16名の方に、それぞれの都合で2~6時間、会報を二つに折って、全国研究交流大会の開催要綱などと帳合して2200通の封筒に入れて、封をするという一連の作業をしていただきました。(写真は会報を折る作業の様子です。)

入居者の感想・・・

「暇な時間をこのような作業で過ごせて良かった」
「黙々とできた」
「次の日疲れすぎてずっと寝ていた」
「楽しかった」

就労支援担当者の所感・・・

「一回の説明で理解ができるか、手先が器用か、集中力は持続できるか、黙々とする作業は得意か苦手か、共同作業ができるか、などなど、就労支援担当者の視点から入居者を見ています。

実際に一般就職する際、あるいは事業所に通所する際には、本人が何が得意で不得意かは最低限押さえておかないと先方に迷惑がかかるからです。

今回参加していただいた入居者は、数時間も集中力を保って作業ができていました。黙々と作業を行うことが好きな方、おしゃべりしながら作業する方、スマホを見ながら作業する方、雑な方、とてもきれいに作業をされる方などなど、本人の新たな状態像が見れて良かったと思います。」